エンジニアの生産性を3倍にする無料ツール20選【2026年版】
エンジニアの生産性は、使うツールで大きく変わります。優れたツールを使えば、同じ時間で3倍の成果を出すことも可能です。
しかし、2026年現在、開発者向けツールは無数に存在し、どれを選べばいいか迷ってしまいます。有料ツールも多く、すべてを試すわけにもいきません。
この記事では、完全無料で使えるエンジニア向けツールを20個厳選しました。実際の開発現場で使われている実用的なものだけを紹介します。
この記事で紹介するツールのカテゴリ
- コーディング支援ツール(AI、エディタ、フォーマッタ)
- 開発者ユーティリティ(UUID、Base64、パスワード生成など)
- デバッグ・API開発(HTTP、JSON、ログ解析)
- デザイン・UI(カラーパレット、アイコン、モックアップ)
- チーム協業・ドキュメント(Wiki、図表、プロジェクト管理)
それでは、カテゴリ別に見ていきましょう。
カテゴリ1: コーディング支援ツール
1. GitHub Copilot(無料枠)
URL: https://github.com/features/copilot
2026年から、GitHub CopilotにFree Tierが登場しました。月間制限はありますが、個人開発なら十分な範囲で使えます。
主な機能
- AIによるコード補完
- 関数全体の自動生成
- コメントからのコード生成
- テストコードの自動生成
こんな人におすすめ
- 定型コードを書く時間を減らしたい
- AIの力を借りてコーディング速度を上げたい
- 新しい言語・フレームワークを学習中
無料枠の制限
- 月間1500回のコード補完
- 個人利用のみ(商用利用は有料)
2. Visual Studio Code
URL: https://code.visualstudio.com/
説明不要の最強エディタ。無料とは思えない機能の充実度です。
主な機能
- 軽量・高速
- 豊富な拡張機能
- Git統合
- デバッガー内蔵
- リモート開発対応
必須拡張機能
- Prettier(コードフォーマッタ)
- ESLint(JavaScript/TypeScript用リンター)
- GitLens(Git履歴の可視化)
- Live Server(ローカルサーバー)
3. Prettier(コードフォーマッタ)
URL: https://prettier.io/
コードスタイルの統一を自動化。チーム開発で必須のツールです。
主な機能
- 複数言語対応(JS、TS、CSS、HTML、JSON、Markdown など)
- 保存時に自動フォーマット
- チーム全体でスタイル統一
導入効果
- コードレビューでスタイルの指摘がなくなる
- 手動整形の時間が不要になる
- 可読性が向上
カテゴリ2: 開発者ユーティリティ
日常的な開発でよく使う「ちょっとしたツール」をまとめて提供しているのが DevToolBox です。
4. DevToolBox(開発者ツールセット)
UUID生成、Base64エンコード、JSON整形、パスワード生成など、開発でよく使う小さなツールが1か所にまとまっています。
主な機能
- UUID/ULID生成: バッチ生成にも対応
- Base64エンコード/デコード: 画像のData URL化も可能
- JSON整形: 大容量JSONも高速処理
- パスワード生成: セキュアなランダムパスワード
- Cron式パーサー: 次回実行時刻を確認
- Markdown → HTML: プレビュー機能付き
- カラーコンバーター: HEX/RGB/HSL変換
- URL エンコード/デコード
- ハッシュ生成: MD5、SHA-256など
特徴
- 完全無料 & 登録不要
- オフライン動作: データがサーバーに送信されない
- ブックマーク推奨: 日常的に使える
使いどころ
- API開発でUUIDが必要なとき
- 環境変数をBase64エンコードするとき
- APIレスポンスのJSONを整形するとき
- セキュアなパスワードを生成するとき
- Cronジョブのスケジュールを確認するとき
DevToolBoxは、複数のツールサイトをブックマークする代わりに、1つのサイトで完結できるのが魅力です。すべての処理がブラウザ内で完結するため、機密データも安心して扱えます。
5. Regex101(正規表現テスター)
正規表現のテスト・デバッグに最適なツール。
主な機能
- リアルタイムマッチング
- 詳細な説明表示
- マッチグループの可視化
- 複数言語対応(JavaScript、Python、PHP など)
- クイックリファレンス
使いどころ
- 正規表現のデバッグ
- 複雑なパターンの動作確認
- 正規表現の学習
6. Can I Use(ブラウザ互換性チェック)
URL: https://caniuse.com/
Web APIやCSS機能のブラウザ対応状況を確認できます。
主な機能
- あらゆるWeb機能の対応状況を検索
- ブラウザバージョン別の対応表
- グローバルな使用率データ
使いどころ
- 新しいCSS機能を使う前の確認
- ポリフィルが必要か判断
- 対応ブラウザの範囲を決定
カテゴリ3: デバッグ・API開発
7. Bruno(APIクライアント)
URL: https://www.usebruno.com/
Postmanの代替として注目されているオープンソースのAPIクライアント。
主な機能
- REST API、GraphQLに対応
- コレクション管理
- 環境変数
- Git連携(設定をバージョン管理)
Postmanとの違い
- 完全オフライン動作
- 設定がローカルファイル(Gitで管理可能)
- クラウド同期不要
こんな人におすすめ
- Postmanのクラウド依存が嫌な人
- API設定をGitで管理したい人
- チームでAPI仕様を共有したい人
8. HTTPie(コマンドラインHTTPクライアント)
URL: https://httpie.io/
curlよりも使いやすいHTTPクライアント。
インストール
# macOS
brew install httpie
# Linux
apt install httpie
# pip
pip install httpie
基本的な使い方
# GETリクエスト
http GET https://api.example.com/users
# POSTリクエスト(JSON)
http POST https://api.example.com/users name=John age=30
# 認証付き
http GET https://api.example.com/me Authorization:"Bearer token"
curlとの比較
- シンタックスが直感的
- JSONレスポンスが自動で整形される
- カラー表示で見やすい
9. LogTail(ログ可視化)
URL: https://logtail.com/
アプリケーションログをリアルタイムで可視化するツール。無料プランでも実用的です。
主な機能
- ログの検索・フィルタリング
- リアルタイムストリーミング
- アラート設定
- ダッシュボード作成
無料プランの範囲
- 月間100万ログイベント
- 7日間の保存期間
カテゴリ4: デザイン・UI
10. Figma(デザインツール)
プロレベルのUIデザインツールが無料で使えます。
主な機能
- UIデザイン
- プロトタイピング
- コンポーネント管理
- チーム共同編集
無料プランの範囲
- 3つのFigmaファイル
- 無制限のプロジェクト(閲覧のみ)
エンジニアにおすすめの理由
- CSS値を直接コピーできる
- デザイナーとのコラボレーションが簡単
- 開発者モードで実装に必要な情報を取得
11. Coolors(カラーパレット生成)
URL: https://coolors.co/
配色を瞬時に生成。スペースキーを押すだけで無限にパレットが生成されます。
主な機能
- ランダムパレット生成
- カラーロック(気に入った色を固定)
- アクセシビリティチェック
- エクスポート(CSS、SVG、PDF など)
使いどころ
- プロジェクトの配色決定
- 既存カラーとの組み合わせ確認
12. Lucide Icons(アイコンライブラリ)
URL: https://lucide.dev/
美しくモダンなアイコンセット。React、Vue、Svelteなど、各種フレームワークに対応。
主な機能
- 1000以上のアイコン
- カスタマイズ可能(サイズ、色、ストローク)
- 複数フォーマット(SVG、React、Vue など)
インストール例(React)
npm install lucide-react
import { Home, User, Settings } from 'lucide-react';
function App() {
return (
<div>
<Home size={24} />
<User size={24} />
<Settings size={24} />
</div>
);
}
カテゴリ5: チーム協業・ドキュメント
13. Notion(ドキュメント・Wiki)
ドキュメント、Wiki、タスク管理、データベースが1つに統合されたツール。
主な機能
- Markdown対応のドキュメント
- データベース(テーブル、カンバン、カレンダー)
- テンプレート
- チーム共同編集
エンジニア向けの使い方
- 技術ドキュメント作成
- 仕様書管理
- 議事録
- 個人のナレッジベース
無料プランの範囲
- 個人利用は無制限
14. Excalidraw(ホワイトボード・図表)
手書き風の図表を作成できるツール。システム構成図やフローチャートに最適。
主な機能
- 手書き風のスタイル
- 図形、矢印、テキスト
- リアルタイム共同編集
- PNG/SVGエクスポート
使いどころ
- アーキテクチャ図の作成
- フローチャート
- ワイヤーフレーム
- 技術ディスカッション時のホワイトボード
15. Miro(オンラインホワイトボード)
URL: https://miro.com/
より高機能なホワイトボードツール。ブレインストーミングやアイデア整理に。
主な機能
- 無限キャンバス
- 付箋、図形、コネクタ
- テンプレート(マインドマップ、カンバンなど)
- 投票、タイマー機能
無料プランの範囲
- 3つのボード
- 無制限のチームメンバー
カテゴリ6: バージョン管理・CI/CD
16. GitHub(コード管理)
URL: https://github.com/
説明不要の定番。2026年現在も最強のGitホスティングサービス。
主な機能
- Gitリポジトリホスティング
- プルリクエスト・コードレビュー
- GitHub Actions(CI/CD)
- GitHub Copilot Free Tier
- GitHub Pages(静的サイトホスティング)
無料プランの範囲
- パブリックリポジトリ無制限
- プライベートリポジトリ無制限
- GitHub Actions 2000分/月
17. Vercel(デプロイ・ホスティング)
URL: https://vercel.com/
Next.js、React、Vueなどのフロントエンドを爆速でデプロイ。
主な機能
- Git連携(プッシュで自動デプロイ)
- プレビューURL(PRごとに環境作成)
- カスタムドメイン
- Edge Functions
- Analytics
無料プランの範囲
- 個人プロジェクト無制限
- 月間100GBバンド幅
- 無制限のプレビュー環境
デプロイ手順
# Vercel CLIインストール
npm i -g vercel
# デプロイ
vercel
# 本番デプロイ
vercel --prod
18. Cloudflare Pages(静的サイトホスティング)
URL: https://pages.cloudflare.com/
Vercelの競合。無料枠がより寛容です。
主な機能
- Git連携
- カスタムドメイン
- 無制限のバンド幅(無料)
- 高速CDN
Vercelとの比較
- バンド幅: Cloudflareは無制限(Vercelは100GB/月)
- ビルド時間: Vercelがやや速い
- 統合: Vercelの方がエコシステムが充実
カテゴリ7: パフォーマンス・テスト
19. Lighthouse(パフォーマンス分析)
URL: Chrome DevTools内蔵
Webサイトのパフォーマンス、アクセシビリティ、SEOを自動分析。
使い方
- Chrome DevToolsを開く(F12)
- Lighthouseタブを選択
- 「Analyze page load」をクリック
レポート内容
- パフォーマンススコア
- アクセシビリティ
- ベストプラクティス
- SEO
- PWA対応
改善提案
- 画像の最適化
- 不要なJavaScriptの削減
- レンダリングブロックの解消
20. Playwright(E2Eテスト)
Microsoftが開発したE2Eテストフレームワーク。Cypressの競合として人気急上昇中。
主な機能
- 複数ブラウザ対応(Chrome、Firefox、Safari)
- 自動待機(flaky testが減る)
- スクリーンショット・動画記録
- 並列実行
基本的な使い方
# インストール
npm init playwright@latest
# テスト実行
npx playwright test
# UIモードで実行
npx playwright test --ui
テスト例
import { test, expect } from '@playwright/test';
test('ログインできる', async ({ page }) => {
await page.goto('https://example.com/login');
await page.fill('#email', 'test@example.com');
await page.fill('#password', 'password');
await page.click('button[type="submit"]');
await expect(page).toHaveURL('https://example.com/dashboard');
});
おすすめのツールセットアップ
すべてのツールを使う必要はありません。以下のような組み合わせがおすすめです。
ミニマルセットアップ(初心者向け)
- VS Code(エディタ)
- GitHub(バージョン管理)
- DevToolBox(日常ツール)
- Vercel(デプロイ)
スタンダードセットアップ(中級者向け)
- VS Code + GitHub Copilot
- GitHub + GitHub Actions
- DevToolBox + Regex101
- Bruno(API開発)
- Vercel or Cloudflare Pages
- Notion(ドキュメント)
フルスタックセットアップ(上級者向け)
- VS Code + Copilot + 各種拡張機能
- GitHub + GitHub Actions
- DevToolBox(日常ツール一式)
- Bruno + HTTPie(API開発)
- Playwright(テスト)
- Vercel + Cloudflare(デプロイ)
- Figma(デザイン)
- Notion + Excalidraw(ドキュメント)
- Lighthouse(パフォーマンス)
- LogTail(ログ監視)
生産性を上げるためのヒント
ツールを導入しただけでは生産性は上がりません。以下のポイントを意識しましょう。
1. ツールをブックマークする
よく使うツール(DevToolBox、Regex101、Can I Useなど)はブラウザのブックマークバーに配置しましょう。
2. ショートカットを覚える
- VS Code:
Cmd+P(ファイル検索)、Cmd+Shift+F(全体検索) - ブラウザ:
Cmd+Shift+T(閉じたタブを復元)
3. 自動化できることは自動化する
- Prettier: 保存時に自動フォーマット
- GitHub Actions: プッシュで自動テスト・デプロイ
- Cron: 定期実行タスク
4. ドキュメントを残す
Notionやドキュメントツールに、よく使うコマンドやパターンを記録しておきましょう。
5. 定期的に見直す
ツールは進化します。半年に一度、新しいツールをチェックし、古いツールを見直しましょう。
まとめ
2026年現在、無料で使える開発者ツールは驚くほど充実しています。この記事で紹介した20個のツールを活用すれば、有料ツールに負けない環境を構築できます。
今日から使えるおすすめTop 5
- GitHub Copilot Free Tier — コーディング速度が劇的に向上
- DevToolBox — 日常の小さなタスクが爆速に
- Vercel — デプロイが秒で終わる
- Playwright — テストの自動化で品質向上
- Notion — ナレッジの一元管理
特に DevToolBox は、ブックマークしておくだけで日常的に使える便利なツール集です。UUID生成、JSON整形、Base64エンコード、パスワード生成など、開発でよく使う機能がオフラインで使えるため、セキュリティ面でも安心です。
生産性向上は、ツール選びから始まります。この記事が、あなたの開発環境改善のきっかけになれば幸いです。